梅雨時はなんとなく身体が重い、手足がだるい、足がつるなどの症状が起きやすいといわれています。また漢方では「脾胃(ひい)は湿を嫌う」といわれ、胃や腸など消化器系にも影響がでます。お腹が張る、ガスがたまる、泥状の便がでるなどの症状もあらわれるのです。
脾胃を元気にする食べ物

【大豆(甘・温)】気分を穏やかにし、脾胃を安らげ腸の機能を補う。
【山芋(甘・平)】脾胃を健やかにし、下痢を止め、肌を潤す作用がある。
【いんげんまめ(甘・温)】下痢を止め、胃腸を温め、口の渇きを止める。
【りんご(酸・温)】胃腸機能を強化、下痢を止める。
【生姜(辛・温)】胃腸は冷えを防ぐ生姜を歓迎し、機嫌よく働きます。
【山椒(辛・温)】胃腸の働きを調節し、食欲を促進する。冷えによる腹痛、下痢を止め、嘔吐、悪心、消化不良に効果がある。
【にんにく(辛・温)】滞った気を下し、胃を健やかにし、冷えによる下腹部のしこりを除く。

湿をとり除く食材

【ハトムギ(甘・涼)】脾胃を温めて寒気を発散し、胃の冷えによる嘔吐、咳を止めます。
【小豆(甘・平)】むくみを取って血行を良くし、肌にツヤを与える。
【とうもろこし(甘・平)】胃を元気にし、食欲不振、消化不良を解消する。体力をつけ、精神を安定させる。

食生活では、湿気が強い季節に冷たいものや脂っこいものを食べすぎると胃腸の働きが損なわれます。普段の食事で胃腸の疲れを癒す食生活を心がけましょう。
「東京薬膳研究所」代表。食養・薬膳研究家。1970年代より成人病と食生活の臨床研究に従事し、1986年に渡中。本場中国(四川省)にて高名な薬膳師に師事し、薬膳理論と料理技術を学ぶ。帰国後は日本の気候風土や伝統的な和食文化に合わせた独自の「和食薬膳」を提唱し、長年にわたりその第一人者として日本の薬膳界を牽引する。 『食は薬なり』の教えを広めるため、これまでに数多くのカルチャーセンターでの講師や全国各地での講演活動を行い、後進の育成や薬膳の普及に尽力。著書に『決定版 和の薬膳食材手帖』『旬を食べる和食薬膳のすすめ』(すべて家の光協会)など多数。


