強い日差しが落ち着き、赤みやヒリヒリ感が静まってきた肌。「もう大丈夫」と思って油断していませんか?
日焼け直後の肌は、目に見える痛みが引いていてもダメージが残っている状態です。そのまま放置すると乾燥や角質肥厚などの肌トラブルにつながるため、丁寧な身体と肌のケアを継続することが欠かせません。
世の中には、高価な化粧水や導入美容液などで徹底的に保湿する方もいれば、シンプルな洗顔とお手入れだけで健やかな肌を保つ方もいます。この差は一体どこから生まれるのでしょうか?
美しく健やかな肌を保つ人に共通する、生活上で大切な3つの基本習慣について紐解いていきましょう。

健やかな肌を育む「3つのアンチエイジング習慣」
外側からの保湿ケアも大切ですが、土台となる身体の内側を整えることが健やかな美肌への近道です。
1. 運動による代謝UPと血行促進
適度な運動によって基礎代謝が上がると、全身の血流やリンパの流れがスムーズになり、皮膚に必要な栄養が隅々まで行き渡りやすくなります。肌のターンオーバー(生まれ変わり)を支えるためにも、適度な運動習慣を取り入れましょう。
2. 紫外線対策(SPF・PAの正しい理解)
紫外線はシミやソバカスだけでなく、肌のハリを失わせる大きな原因となります。日傘や日焼け止めを活用し、日差しから肌を守りましょう。
日焼け止めを選ぶ際は、パッケージに書かれた「SPF」と「PA」の数値を状況に合わせて使い分けることが大切です。
※数値の高い日焼け止めは肌への負担が増すこともあるため、外出のない日は低めの数値を選ぶなど、日常のシーンに合わせた使い分けが推奨されます。
3. 環境に合わせた内側からの「食事ケア」
冷房の効いた部屋に一日中いるにもかかわらず、冷たいジュースや体を冷やす食べ物ばかりを摂ったり、刺激の強すぎる辛いものを過剰に食べたりするのは、胃腸や身体の負担になります。
秋に向けて空気が乾燥してくると、皮膚からも水分が奪われやすくなります。過ごす環境に合わせて体を温める食材を選び、旬の栄養を取り入れて体内から肌の潤いをサポートしましょう。
日焼け後の身体をいたわる「里芋」の栄養と効能
紫外線によるダメージや秋口の乾燥対策としておすすめしたい食材が「里芋(さといも)」です。
薬膳や東洋医学の考え方において、多くの芋類は「甘味」に分類されますが、里芋はめずらしく「辛味(しんみ)」の性質を合わせ持っています。この性質は、滞りがちな気(エネルギー)の巡りをスムーズにし、胃腸の働きを助けて肌に潤いと栄養を届けるサポートをしてくれます。
里芋の特有のぬめりや栄養成分をしっかり活かすには、余計な塩もみや下茹でをせず、そのまま調理するのがおすすめです。

【下処理不要】基本の「昔ながらの里芋の煮っころがし」
下茹で不要で手間なく作れる、素材の旨味を活かした里芋の煮物レシピです。

【材料】
里芋 中10個程度
だし汁 350ml
醤油 大さじ3
みりん 大さじ3
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
【作り方】
①里芋を洗って土を落とし、よく乾かしてから皮を剥いていきます。
※里芋が濡れている状態だと、ぬめりがでて剥きづらいので水分をよく拭き取るか、乾かしてから剥きましょう。
②鍋にだし汁と全ての調味料、①の里芋を入れて中火にかけます。
③沸いてきたら落とし蓋をして、弱火で15分程度煮ていきましょう。
④落とし蓋を外し、中火に戻して10分〜15分程度火を入れていきます。お好みの濃さまで煮汁が煮詰まったら完成です。
※煮詰まりすぎると塩辛くなるので要注意。焦げ付きにも気をつけましょう。
お月見にもぴったり!旬の里芋で秋の肌ケアを
お月見といえば白くて丸いお団子をイメージしますが、旧暦の十五夜(中秋の名月)は別名「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれ、収穫されたばかりの里芋をお供えするのが本来の伝統的な風習でした。
旬の里芋は、美味しさはもちろん日焼け後の体調管理や秋のスキンケアにも嬉しい栄養が詰まっています。ぜひ日々の食卓に取り入れて、内側から輝くヘルシーな肌を目指しましょう!

こんにちは、健康管理士一般指導員の松元です。中学生の息子の母でもあり、日々の食卓から家族の健康をつくることを大切にしています。
予防医学の知識をベースに、漢方コーディネーター、薬膳調整師、発酵食品マイスター、発酵食品健康アドバイザーの資格を保有。東洋医学や発酵の力を活かした、旬の食材による栄養バランスの良いおすすめレシピや、毎日の心と体を整えるためのセルフケア情報を専門知識に基づいて発信しています。
