季節の変わり目は、学校や職場など身近なところで感染症が流行しやすく、「ウイルスがすぐそこまで来ているな」と痛感する機会も増えますね。
マスクや手洗い・消毒といった「外側からの防御」も大切ですが、菌やウイルスに負けないよう、芯となる体内の防衛力を食事で強化していくことも欠かせません。
この時期のおすすめは、今が旬を迎える「明日葉」や「春にんじん」。体を内側からケアする栄養がたっぷりと詰まっています。
目次
からだを守る第一関門!「IgA抗体」の役割とは?
感染症予防のキーワードとして知られるのが、身体の粘膜に存在する「IgA(アイジーエー)抗体」です。
IgA抗体は、鼻や喉、腸管などの全身の粘膜に存在し、外から侵入してくるウイルスや細菌と結合して、体内で悪さをしないように無効化(ブロック)する働きを担っています。
実はこの大切な抗体、生まれたばかりの赤ちゃんの体内ではまだ作ることができません。赤ちゃんは、お母さんから与えられる「初乳」を通してIgA抗体を受け取り、様々な病原体から身を守っています。
大人になってからも、日々の食養生によって体内の環境を整え、防衛力をしっかりと高めていくことが大切です。

粘膜をサポートする「ビタミンA」と春食材の魅力
IgA抗体をはじめとする粘膜のバリア機能を保つには、「ビタミンA」の摂取が鍵を握ります。
喉からくる風邪が気になる方や、春先特有の季節のトラブル(花粉など)で目や鼻の粘膜にダメージを受けやすい方も、ビタミンAを日頃から意識して摂ることで、健やかなコンディションを維持しやすくなります。
1 春野菜は「β-カロテン」の宝庫!
春の食材には、体内で必要な分だけビタミンAに変換される「β-カロテン」が豊富に含まれています。明日葉や春にんじん、菜ノ花などはまさにその代表格と言えるでしょう。
2 「油と一緒に調理」で吸収率がアップ
β-カロテン(ビタミンA)は脂溶性ビタミンの一種。炒め物にするなど「油」と一緒に調理することで、体内への吸収率が格段にアップします。
【春の免疫力アップ飯】明日葉と海苔のガーリックライス
今が旬の明日葉を使い、バターとニンニクの風味が食欲をそそる手軽なレシピをご紹介します。

【材料】(2人分)
明日葉 60g
ニンニク 1欠
バター 10g
ご飯 200g
海苔 全面1枚
醤油 小さじ1/2
塩こしょう 少々
【つくりかた】
①ニンニクと明日葉をみじん切りにしておきます。
②バターをフライパンで熱し、みじん切りにしたニンニクを弱火で炒めます。
③ニンニクの香りがたってきたら明日葉を加えて、軽く炒めてご飯とちぎった海苔を入れます。
④よく炒めたら醤油、塩こしょうで味を整えて完成です。
まとめ:旬の春野菜で内側から負けない身体をつくろう
外側からの衛生管理に加え、春の旬野菜を取り入れたバランスの良い食事で「内側のバリア機能」を養うことが、季節のトラブルを乗り切る一番の近道です。
香ばしいガーリックライスで、旬の明日葉のパワーを美味しく取り入れてみてくださいね。
※本記事は日常の食事や生活習慣を楽しむための健康情報です。発熱や激しい咳などの症状がある場合は無理をせず、医療機関を受診してください。
こんにちは、健康管理士一般指導員の松元です。中学生の息子の母でもあり、日々の食卓から家族の健康をつくることを大切にしています。
予防医学の知識をベースに、漢方コーディネーター、薬膳調整師、発酵食品マイスター、発酵食品健康アドバイザーの資格を保有。東洋医学や発酵の力を活かした、旬の食材による栄養バランスの良いおすすめレシピや、毎日の心と体を整えるためのセルフケア情報を専門知識に基づいて発信しています。

