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髪のパサつきや疲れは「血虚」かも?東洋医学で読み解く不調
「最近、髪のパサつきや肌の乾燥が気になる」
「しっかり休んだはずなのに疲れが抜けず、不安感や落ち込みがある」
そんな不調を感じていませんか?東洋医学では、身体の栄養や潤い、精神の安定を支える要素を「血(けつ)」と呼びます。この「血」が不足した状態を【血虚(けつきょ)】といい、特に女性に多く見られる不調のサインです。

この記事では、血虚のセルフチェックリストをはじめ、日常で試せる養生法や胃腸にやさしい薬膳レシピをご紹介します。パソコンやスマホで目を酷使しがちな現代人必見のケアを一緒に学んでいきましょう。
東洋医学における「血(けつ)」の役割とは?
東洋医学における「血」は、西洋医学の血液とは少し意味合いが異なります。単に血管内を流れる液体を指すだけでなく、全身に栄養と潤いを行き渡らせ、心を穏やかに保つ働き全般を含めて「血」と考えます。
食事から得たエネルギー(気)が身体に取り込まれ、栄養分と合わさることで生まれる「血」。全身の健やかさを支えるだけでなく、髪や爪、肌の健やかさを保つ土台となる重要な要素です。
髪は「血余(けつよ)」〜美しい髪を保つカギ〜

東洋医学では、髪のことを『血余(血のあまること)』と呼びます。全身に届いた血が十分に満ちていて、はじめて髪にまで栄養が行き届くと考えられてきました。つややかで健康的な髪を保つには、日頃から血をしっかり補うケアが欠欠かせません。
栄養不足で身体が悲鳴をあげる「血虚」の原因
血虚になると、全身を巡る栄養や潤いが不足しがちになります。その結果、冷えや疲労感、顔色の冴えなさ、手足のカサつきなどを感じやすくなります。また、なんとなく気分が沈みがちになったり、寝つきの悪さを感じたりするのも血虚タイプの特徴です。
血虚を引き起こす3大原因
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目の酷使: パソコンやスマートフォンなどの長時間の使用
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睡眠不足: 夜ふかしや不規則な生活リズム
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偏った食事: 胃腸を弱める冷たいものや脂っこいものの摂りすぎ
【セルフチェック】あなたの「血虚度」診断リスト
当てはまる項目が多いほど、体内の「血」が不足しているサインです。
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[ ] フラフラとめまいや立ちくらみが起こりやすい
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[ ] 顔色が青白く、ツヤがないと感じる
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[ ] 夢を多く見たり、眠りが浅いと感じることがある
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[ ] 目が疲れやすく、かすみやすい
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[ ] 爪が薄く割れやすい
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[ ] 肌が乾燥し、カサつきや小ジワが気になる
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[ ] 気持ちが落ち着かず、落ち込みやすい
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[ ] 髪がパサつき、抜け毛や乾燥が気になる
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[ ] お風呂に入っても身体がすぐに冷えてしまう
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[ ] 便がコロコロとして乾燥しやすい
※女性は生理や妊娠・出産などで血を消耗しやすいため、初期サインを早めに察知してケアすることが大切です。
体内の「血」を補う薬膳と食べ方のポイント
血虚をケアするには、血を補う食材選びと同時に「胃腸をいたわる食べ方」が重要になります。
1. 積極的に摂りたい「補血」食材
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赤い食材: 赤身の肉・魚、人参、ベリー類、なつめなど
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黒い食材: 黒豆、黒ごま、黒キクラゲなど
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緑黄色野菜: ほうれん草、小松菜など
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動物性タンパク質: 卵(消化吸収がよく、手軽に血を補う)

※血が不足している方は、胃腸の働きが低下していることも少なくありません。脂っこい料理やお肉の食べ過ぎは負担になるため、「温かいものをよく噛んで食べる」のが基本です。
2. 効果を高める味付け&組み合わせ
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辛いものは控えめに: 汗をかかせる辛味の摂りすぎは、体内の潤いを消耗させるため控えめに。
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酸味を合わせる: 酸味は血を蓄える「肝(かん)」に関わる味覚です。お酢やトマト煮など酸味と合わせると補血の働きを助けます。
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胃腸を整える食材をプラス: 芋類や豆類など、胃腸を元気にする食材と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
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おやつにはドライフルーツ: ナツメやベリー系のドライフルーツは手軽な栄養補給に最適です。
疲れ目&血虚ケアにおすすめの薬膳レシピ2選
【レシピ1】人参とブルーベリーのハニーレモンマリネ

補血に加え、東洋医学で「明目(めいもく:目に栄養を届けて健やかに保つ)」の働きを持つ人参とブルーベリーを合わせた、疲れ目ケアにおすすめの常備菜です。
【材料】(つくりやすい分量)
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人参:1本
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ブルーベリー(生・冷凍・ドライどれでも可):ひと掴み
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オリーブオイル:大さじ1
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はちみつ:大さじ1
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レモン果汁:適量(お好みの味に調整)
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塩:適量
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ディル(お好みで):適量
【作り方】
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人参はスライサーなどで極薄い千切りにし、軽く塩揉みして10分ほど置きます。水気が出てきたらしっかり絞ります。
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ボウルに1の人参、ブルーベリー、オリーブオイル、はちみつ、レモン果汁を入れてよく和えます。
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器に盛り付け、お好みでディルを散らして完成です。
【薬膳ポイント】 レモンの「酸味」とはちみつの「甘味」を合わせる**「酸甘化陰(さんかんかいん)」**の組み合わせは、体内に良質な潤いを生み出すとされています。
【レシピ2】黒キクラゲとトマトの卵炒め

体内の「血」を補う代表的な食材である黒キクラゲと卵に、トマトの酸味を効かせた手軽で栄養満点の一品です。
【材料】(2人分)
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黒キクラゲ(乾燥):10g
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トマト(大):1個(小ぶりの場合は2個)
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卵:3個
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鶏ガラスープの素(顆粒):小さじ1
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オイスターソース:大さじ1
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塩:適量
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サラダ油:適量
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ごま油:適量(仕上げ用)
【作り方】
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黒キクラゲはぬるま湯で15〜20分ほどかけて戻し(※長時間の常温放置は避けてください)、石突きを取り除いて食べやすい大きさに切ります。
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トマトはくし切りにし、一口大にします。
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ボウルに卵を溶きほぐし、鶏ガラスープの素を加えて混ぜ合わせます。
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フライパンに油を熱し、溶き卵を流し入れます。半熟状になったら一度取り出します。
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フライパンをサッと拭き、再び油を熱して黒キクラゲとトマトを炒めます。トマトが少し崩れてきたらオイスターソースと塩を加えます。
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半熟卵をフライパンに戻し入れ、全体をサッと混ぜ合わせます。仕上げにごま油をひと回しして完成です。
【薬膳ポイント】 トマトの酸味が血を蓄える「肝」の働きを助け、補血のバランスを整えます。味付けに使うオイスターソース(カキ油)も、薬膳では血を補う調味料として重宝されます。
まとめ:目を休めて内側から巡るからだづくりを
東洋医学の古典にもある通り、「目の使いすぎ」は体内の「血」を著しく消耗させます。画面を長時間見がちな現代だからこそ、食事で血を補うと同時に「目を休める工夫」を心がけましょう。
遠くの景色を眺めたり、ホットアイマスクを活用したりして、大切な目を日頃から労わってあげてくださいね。
※本記事は日常の食事や生活習慣を楽しむための健康情報です。激しいめまいや体調不良が続く場合は、無理をせず医療機関を受診してください。
医薬品登録販売者 / 国際中医薬膳管理師 / 国際中医美容師 / 中医学養生管理士 / 漢方アドバイザー / ペット薬膳管理士
こんにちは。内側からの健康と美しさを目指し、漢方相談員や薬膳講師として活動しております。一人ひとりの「今」の体質や季節に合わせた漢方・薬膳を取り入れた、手軽なセルフケアのご提案が得意です。

