季節の変わり目や、ぽかぽかと暖かい春を前にした時期は、朝晩と日中の急激な寒暖差によって体調を崩しやすい季節です。「なんだか寒気がする」「身体が冷えて重だるい」と感じることも増えてきます。
そんな気温の変化でコンディションが乱れがちな時や、冷えが気になる季節におすすめなのが、身体を内側からじんわり温めてくれる伝統的な飲み物「葛湯(くずゆ)」です。
今回は、葛粉の魅力や正しい作り方、手軽な片栗粉での代用ポイントをご紹介します。
目次
伝統食材「葛粉(くずこ)」の魅力と身体へのやさしさ

ご家庭で作る葛湯には、マメ科の植物である葛の根から作られる「葛粉(本葛粉)」を使うものと、じゃがいも等のデンプンで作る「片栗粉」で代用するものの2種類があります。
葛の根は古くから漢方(葛根湯など)の原料としても用いられてきた伝統的な食材です。葛粉を使った葛湯には、日々の体調管理に役立つさまざまな魅力があります。
葛粉(本葛)の注目のポイント
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身体を温める温活サポート: とろみと温熱効果で身体の芯から温まり、冷えによる寒気や緊張をやわらげます。
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胃腸への優しさと速やかな栄養補給: 消化吸収に優れているため、食欲がない時や胃腸が疲れている時でも負担をかけずに水分とエネルギーを補給できます。
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イソフラボンやミネラル類: 葛には植物性化合物(イソフラボン)が含まれており、日々のコンディション維持を支えます。
製造に手間がかかるため片栗粉よりも少々高価ですが、なめらかな口当たりと温かさが長く続く点において、選ぶ価値が十分にあります。
【レシピ】ぽかぽか広がる「生姜葛湯」(カップ1杯分)
生の生姜をほんのり加えることで、風味と温かさがさらにアップするおすすめの基本レシピです。
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材料
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葛粉:15g
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水:150ml
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砂糖(またはハチミツ):お好みで適量
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すりおろし生姜:適量
作り方
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カップを温める: カップに事前にお湯(分量外)を注ぎ、温めておきます。
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鍋で溶かす: 小鍋に葛粉、砂糖、水を入れ、葛粉が完全に溶けるまでよく混ぜ合わせます。そこへすりおろし生姜を加えます。
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加熱する: 鍋を弱火にかけ、ヘラや木ベラで底から絶えずかき混ぜながらゆっくりと加熱していきます。
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とろみをつける: 白く濁っていた液が半透明〜透明になり、全体にとろみがついたら火を止めます。
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仕上げ: 温めておいたカップのお湯を捨て、出来上がった葛湯を注いで完成です。
片栗粉で作る「葛湯風」との上手な使い分け
じゃがいもデンプンからできている「片栗粉」で作る葛湯風も、手軽で非常に優れています。
消化が良くお腹にやさしいため、急な体調変化でお腹の調子が気になる時や、サッとエネルギー補給をしたい時には最適です。手軽に済ませたい時は片栗粉、じっくり身体を温めたい時は本葛粉といったように、季節や体調に合わせて上手に使い分けましょう。
まとめ:温かい葛湯で季節の変わり目を乗り切ろう
気温の変化が大きい時こそ、日々の温かい飲み物で身体を労わることが大切です。
風邪をひきやすい季節や身体が冷えた夜に、ぜひ温かい葛湯を取り入れて、健やかな毎日をお過ごしくださいね。
※本記事は日常の食事や生活習慣を楽しむための健康情報です。特定の病気の予防や治療効果を保証するものではありません。激しい発熱や体調不良がある場合は、無理をせず医療機関を受診してください。
こんにちは、健康管理士一般指導員の松元です。中学生の息子の母でもあり、日々の食卓から家族の健康をつくることを大切にしています。
予防医学の知識をベースに、漢方コーディネーター、薬膳調整師、発酵食品マイスター、発酵食品健康アドバイザーの資格を保有。東洋医学や発酵の力を活かした、旬の食材による栄養バランスの良いおすすめレシピや、毎日の心と体を整えるためのセルフケア情報を専門知識に基づいて発信しています。

