年末年始から年度末の春までの間、何かとごちそうやお酒を囲む機会が増えます。これにより、無自覚のうちに食べ過ぎ・飲み過ぎとなり、脂肪肝のリスクが急上昇します。
脂肪肝は、初期には自覚症状がないまま進行するため、とくに注意が必要です。
もし、すでに脂肪肝と指摘されていたら、今回から2回にわたりこの瞬間から始められる具体的な改善プログラムを紹介しますので、一緒に健康な肝臓を取り戻す一歩を踏み出しましょう。(一緒に読みたい、沈黙の臓器を助ける食養生。)
自分のタイプを知ろう!
あなたの脂肪肝タイプ&リスク自己チェックリスト(全10項目)で、ご自身の生活習慣と健康診断の結果に基づき、当てはまる項目にチェックをつけてください。

チェック結果の目安(当てはまる項目が多い場合に推測されるタイプとリスク)
項目1、9、10のいずれか、または複数が当てはまる場合。
アルコール性脂肪肝の可能性が高い。禁酒が最優先の対策です。
項目2~8のいずれか、または複数が当てはまる場合。
非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の可能性が高い。食事の見直しと運動が中心となります。
項目1~10に幅広く多く当てはまる場合。
複数のリスク要因を抱えており、早急に生活習慣の徹底的な改善が必要です。この記事を最後まで要チェック!
あなたの脂肪肝の原因は?
まず、ご自身の脂肪肝が何によって引き起こされているのかを知ることが大切です。脂肪肝は大きく二つのタイプに分かれます。
一つはアルコール性脂肪肝で、お酒の飲み過ぎが原因です。アルコールは肝臓での脂肪分解を妨げるため、中性脂肪が蓄積します。
血液検査では、肝機能の指標であるASTがALTよりも高く、γーGTPが高度に上昇している傾向が見られます。

もう一つは非アルコール性脂肪肝で、お酒をほとんど飲まない方にも起こります(NAFLD)。
これは、食べ過ぎ、とくに糖質や脂質の過剰摂取と運動不足が主な原因となります。肥満や糖尿病などの生活習慣病がある人に多く、血液検査ではALTがASTよりも高い傾向が見られます。
ご自身のタイプを知ることで、原因に応じた適切な対策を講じることができます。
脂肪肝改善を成功させる5つの行動
①現状を正確に把握する
まず医療機関で腹部エコーや血液検査を受け、肝臓の脂肪蓄積状況や線維化予測スコアを確認し、ご自身の状態を客観的に把握しましょう。

②数値目標を設定する
「体重7%減」という目標を3~6ヶ月という期間で設定します。
急な減量は避け、無理なく着実に減らすペースを心がけましょう。
③毎日の記録を習慣化
体重、食事内容、運動を記録することで、行動を見つめ直すことができ、改善点が見えてきます。
小さな成功を視覚化するため、毎日体重計に乗って体重の変化を写真に収めるのもお勧めです。
④周囲に改善を宣言する
一人で抱え込まず、家族や周囲に目標を宣言しましょう。周りの協力を得ることで、食事改善などがスムーズに進み、成功しやすくなります。
⑤定期的な受診と確認
3ヶ月に一度程度は血液検査を受け、肝機能の数値を確認しましょう。医師と相談しながら、プログラムを調整していくことが大切です。
次回、食生活・代謝を上げる方法に続きます。
健康管理士の松渓(マッケイ)と申します! 若い頃はスキー三昧の日々を送っていましたが大ケガをして引退。そこから健康のありがたみに目覚めました。皆さまの日々の暮らしに「ちょっと役立つ」情報を随時発信していきますので、参考にしていただければ幸いです。
残念ながら、25年ほど健康関連の業界に身をおく私からすると、世にあふれる健康情報の中には「?」と首をかしげたくなる内容も。そのため、つい辛辣な言葉もでてしまうことがあると思いますが、どうかご容赦くださいませ。

