コラム

免疫管理のキーワードは旬の野菜と白い食材

暑さからきた疲労なのか、気をつけていたつもりでしたが、免疫力が落ちて今年は夏風邪をひいてしまいました。

ただの夏風邪ならよかったのですが、今回のはとても厄介で、全身に湿疹が広がる始末。

今回は、私の体験からお肌にオススメの食材を使ったレシピをご紹介します。

中医薬学では、皮膚の粘膜や鼻の機能を正常に保つ役割を担うのは『肺』だと言われています。
肺の機能が弱まると皮膚の抵抗力が下がり、赤く熱を帯びた湿疹が出やすくなるのです。
五臓六腑の考え方では、肺と大腸は密接な関係にあり、常に互いに影響し合って働いています。

免疫力とは、体に侵入した花粉や有害物質、またはがん細胞から体を守る働きをすることを言います。
免疫細胞の約6割は大腸に集まっていて、免疫システムが過剰に反応するとアレルギーなどの症状を引き起こすことが…。

そのため、腸内環境が悪化すると全身に影響が出ることも少なくありません。

免疫力の低下は、不規則な生活習慣、ストレス、代謝の衰え、特定の薬剤などが原因で起こると言われています。
免疫機能の過剰な反応を抑えるためには、日頃から食事や運動に気を配り、不必要な薬(特にステロイドや抗生物質)の使用を避けることが大切ですよ。

 

肺を補う食材で免疫力UP!

肺や大腸を補う大根や里芋、生姜やネギなどの辛味の食材をとりましょう。

肺は気をめぐらす役割も担っていますが、辛味の食材には余分な水分や気の発散を助ける効能があります。

ただし、空気が乾燥する秋は外気をとり込む肺も乾燥しがち。熱を帯びて炎症しやすい時期でもあるので、旬のクルミや梨など、肺を潤す食材に変えましょう。

熱がこもっているタイプの赤くなった肌にはゴーヤやきゅうり、トマトなど体を冷やす性質をもつ夏野菜がオススメ。

カサカサと乾燥した肌には潤いを与える作用のある、白きくらげ、山芋、豆腐などの白い食材を積極的にとりましょう。

料理の品数を増やして沢山の野菜を使うとなると、調理がとっても面倒に感じてしまい続かなくなります。そんなときは洗い物も少なくてすむスープにして楽しむのが良いですよ。

野菜に含まれる抗酸化物質であるファイトケミカルは、煮込むことで細胞壁が壊れ、体への吸収率が格段に高まります。

体を冷やす野菜や肌を潤す白い食材は、夏の日焼けした肌にもオススメです。

湿疹が出始めの赤い頃は熱がこもっている状態なので夏野菜を使ったスープ、治りかけのカサカサした肌に変わった頃に豆腐や蓮根などを沢山入れたスープをよく飲んでいました。

 

大根とうち豆のお味噌汁

①乾燥うち豆30gは水で洗い、大根1/3本は薄めの短冊切りにしておく。

②鍋に大根、うち豆、だし汁800mlを入れて火にかける。

③大根に火が通り、うち豆が柔らかくなったら弱火にして味噌適量を加えて完成。

 

タレで楽しむ、旬野菜の冷麦

①冷麦2束を茹で、冷水でよく締める。

②同じ大きさに揃えた夏野菜を盛りつけてお好きなタレをかけて完成。

・・・タレ・・・

【和風トマト】
白だし大さじ3、トマトジュース300ml

【醤油鶏だし】
水300ml、鶏ガラ大さじ1、しょうゆ大さじ1、ごま油小さじ1

【冷や汁風】
ツナ缶1個、豆乳200ml、すりごま大さじ2、味噌大さじ2、めんつゆ適量、叩いた梅干し1個分

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